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を聞きながら。


考えてたのと全然違うのになりました。
あーうー林檎の「宗教」好きです。怖くて好きです。ぞくっとするー
もっかいリベンジしたい・・・今度はもうちょっとホラーっぽく!バイオレンスっぽく!


ラビの全てを支配したいと思ってるアレンと
何もかもどうでもいいからとりあえず今のところはアレンに従っとくかーなラビ。

・・・にしたかったんだけどなーうぐぐ
アレンの独白っぽい感じになりました。




甘党な教主







頂戴。

ねぇ、ちょうだい。


全て、この手の中に。










「ラビ」


「・・・・・。」



「ラ、ビ」




名前を呼ばれていることは分かってる。

いくら本に熱中していたって、すぐ真後ろで声をかけているのだから。
もし本当に気づいていないと言うのならなにか障害でもあるのではないだろうか。


分かってる。
名前を呼んだだけじゃ振り向かないこと。







「ラビ、こっち向いて下さい」



さっきより小さい声で




「・・・・・・、」


ゆっくりと本から顔を上げる。

いつも重たそうな瞼。
その下の隻眼がきらりと光る。ちらちらと、その中にあるランプの光がとても綺麗。

地下にある図書室なんて、よっぽどじゃない限り誰も近寄らない。




「ご飯、食べに行きましょう」

「ウン、行く」




さっき何度も名前を呼んでも振り向きもしなかったのに、今度は早い返答。
その早さに満足しつつ、アレンはラビの手を引っ張る。














ラビが僕に従属的になったのは何時からだろうか。
従属的、とはいってもラビの場合少し意味が違うのかもしれない。

実際名前を呼んでも反応しない。


ラビは、
何か行動を起こさせる言葉を言わない限り自分に徹する。

何かを言ってしまえば、命令さえしてしまえばラビは僕のもの。



けれど、ラビが僕のものであるのは僕が言葉を言い始めてから、ラビが返答を言い終えるまで。

短い支配権。
だが、期限は死ぬまで永久。




ただ絶対的拘束力はない。
今は、ラビが僕の言葉にただ身を委ねてるだけ。

面倒くさいから

何をしても同じだから

僕の言葉に従っている






そんな感じ。


すぐ分かったよ。
だってラビは僕の瞳を一度も見たこと無いもんね。

僕は、こんなにも見つめているのに。






全てを支配してる筈のに、何一つ手に入れてない、

そんな気持ちになる。

多分実際そう。




ラビは、僕に何一つ渡そうとはしない。




ただ今は、どうでもいいから、何もすることが無いから、僕の言葉に素直に従ってくれるけれども、明日は分からない。



支配権 だけ は この手 に ある のに 、

選択肢 も 選択権 も あっち に ある んだもんなぁ 。














「ラビは、パエリヤで」

「別にいいけど」














まるで甘いあまぁい毒。


食べられるだけの存在なのに、体の中を冒していく。
毒だなんて知らずに、その香りに寄せられて、その甘美な味に囚われる。









毒が全身を回って僕が倒れるのが先か、
ラビが全てを食べられて跡形も無くなるのが先か。























ぐだぐだ・・・





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(C)ヒツヂ鍋の弁解 / ブログ管理者 AYA
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