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を聞きながら。アンナ好きー


アレ→ラビっぽく書き殴り。






愛溺死




「ラビは、好きって言ったら好きって返してくれますよね」


ぼーっと本を読んでいるようだったから声を掛けてみる。

汽車の中。その本をひっくり返したのはこれで3度目だ。
本ってかさばりますもんね。
それに無駄に重いし。



「んーそうかもな」

「そうですよ」



さっきだって、ラビ好きですよ、って言ったら、俺も好きさーって

その時僕がつまらなさそうな顔をしたことを、貴方は分かっているでしょう?



こんなに好きなのに、ねぇ、貴方の愛の深さも量もまったく分からない。
でもきっと

本当に

少しで

浅そうだね








「ラビは、僕のこと好きですか」


趣旨を変えて質問してみる。

するといつもの愛の告白は慣れていたけれど質問は初めてだから少し、戸惑って。
けれどいつもより笑みを深めた。




「俺も好きさー」













僕はラビを好きなんて言っていないのに!

「も」

なんて付けないでよ!

それも同じ答えだなんて!
ずるい、ラビはずるいよ





その通り!ラビのことが大好きだけれど!

そのうちきっと愛の言葉に溺れさせてあげる


その時は僕に助けを求めるしかないんですよ






そのまま溺死しちゃったりして





ラビは変なところに意地っ張りだからなあ





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(C)ヒツヂ鍋の弁解 / ブログ管理者 AYA
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